シニア期のあれこれ① シニア期に向けて今からできる事
看護師の渡辺です。動物の高齢化が進み、介護や介助に関する色々な情報が多くある中で、これは知っておいてもらったほうがいいのでは?や、シニア期に向けて今からできることをお伝えしますので参考にして頂けたらと思います。よろしくお願いします!
高齢になると、様々な、行動の変化が見られます。その中には、知らないと気づけない事や、後々の困った事につながっていく変化がいくつかあります。その中で、今回は『歩き方』についてです。
若い頃は、リードを持っただけで扉の前まで走っていき、目をキラキラ輝かせて早く♪早く♪とせがんで行っていた散歩が、歩く速度が遅くなったり、以前ほど走らなくなったり。寒い日や雨の降る前などにはそれが顕著に出てくるようになります。
飼い主様が一番気づきやすいのは、男の子の場合は、「排尿時に片足を上げなくなった」「飛びつかなくなった」といった行動です。また、歩いてる時に爪を擦るような音がしたり、トボトボと歩くようになってきたりするのは、足が上がらなくなったことからくる変化になります。
もっともっと高齢になってくると、さらに歩き方はゆっくりになり、頭やしっぽは下がっていきます。また、自身の体力がわからずにどこまでも歩き続けてしまい、結果疲れて歩けなくなり、お散歩の帰りは飼い主様の抱っこで帰るようになります。
こうなってくると、今後のお散歩は減らしていったほうがいいのかな、とか、これ以上おとろえないようにもっと沢山歩かせて体力をつけよう!など、どうしたらいいかと悩まれるかもしれませんが、できる事としては今ある筋力の維持と刺激を求めての気分転換を目的とした適度なお散歩がお勧めです。
適度なお散歩とは、1回10分位を頻回で(1日3~4回位)行ってあげましょう。中身については、次回の『シニア期のお散歩』についてで詳しくお話します。
皆様のワンちゃんのお散歩はどうでしょうか?ちょっと気にしてみてください。
そういえば、、、と気づくことがあったなら、それはシニアへと近づいているサインかもしれません。