コラム
シニア期のあれこれ 2021/10/28
シニア期のあれこれ ②シニア期のお散歩について
看護師の渡辺です。今月はシニア期のお散歩についてお話しします。
寒くなってきたこの頃、お散歩がちょっと億劫になってきたりしませんか…?
ワンちゃんたちも高齢になってくると、夏の暑さ、冬の寒さが負担になってきます。
可能であればお散歩に快適な時間帯を選んで行けるといいですよね。
今の時期なら防寒ウエアなどを着せてのお散歩が良いかと思います。
また、寝起きすぐのお散歩は関節や筋肉に痛みが出る場合もありますので、お部屋の中を少し動いてから出かけるとスムーズに体が動かせるでしょう。
首輪でのお散歩を胴輪に変えるだけでも、首への負担がかからず体をホールドしてくれるので、それだけでもお散歩しやすくなります。
片側にふらつくような子は、首輪でのコントロールが難しくなるため、胴輪に変え、傾く方に飼い主様がくるようにすると、急なふらつきにも対応しやすくなります。
歩くコースも、できれば毎回同じコースではなく、少し変えてみることもお勧めです。
また、平たんな道ばかりでなく、短くてもちょっとした坂道や砂利道・草むらなどを歩くことで普段使わない筋肉を使ってもらったり、「肉球への刺激」を取り入れたりすることがお勧めです。散歩中にしっかり色々な犬の匂いを嗅がせたり、いつもと違うコースで季節や環境の違う匂いを嗅ぐことは認知症の予防に繋がり、お散歩の質を高めることが出来ます。ぜひ、お散歩を見直してみましょう。